大きな災害が起きたら、避難所へ行く。
以前は、私もそんなイメージを持っていました。
でも、子どもが生まれてからは、少し考えが変わりました。
「夜泣きで周りに迷惑をかけないかな?」
「授乳やおむつ替えは、どこですればいいの?」
「子どもが食べられるものはあるのかな?」
小さな子どもを連れて避難所で暮らすことに、不安を感じるようになったのです。
そんなときに知ったのが、在宅避難という選択肢でした。
自宅が安全なら、住み慣れた家で生活を続ける方法もあります。
もちろん、危険があるときは避難が最優先です。
この記事では、在宅避難の基本と、子育て家庭が知っておきたいことを紹介します。
在宅避難とは?自宅で避難生活を送る方法
在宅避難とは、災害が起きたあとも、安全な自宅で生活を続けることです。
住み慣れた家なら、子どもの生活リズムを保ちやすくなります。
授乳やおむつ替えも、周囲を気にせずにできます。
政府広報でも、避難とは安全を確保することであり、避難所へ行くことだけではないと説明されています。
詳しくは、政府広報オンライン「警戒レベルと避難行動」をご覧ください。
ただし、在宅避難は、自宅が安全な場合に限られます。
自宅にとどまっても安全?最初に確認したいこと
在宅避難を考えるときは、まず自宅の安全を確認しましょう。
確認したいのは、主に次の3つです。
- 建物の安全:倒壊や大きな損傷、火災などの危険はないか。
- 地域の危険:津波、洪水、土砂災害などのおそれはないか。
- 生活できる環境:水や食料があり、暑さや寒さにも対応できるか。
災害の種類によって、安全な避難先は変わります。
事前にハザードマップを確認し、避難先を考えておきましょう。
大雨や台風の際は、自治体の避難情報も確認します。
政府広報オンライン「警戒レベル4までに危険な場所から全員避難」では、避難するタイミングや方法を確認できます。
津波や土砂災害などの危険がある場合は、立ち退き避難が原則です。
危険があるときは、在宅避難にこだわらず、安全な場所へ避難しましょう。
子育て家庭が在宅避難で困りやすいこと
自宅で過ごせても、普段どおりの生活ができるとは限りません。
停電や断水が続くと、子どものお世話にも影響します。
たとえば、こんな問題が考えられます。
- 食事:食べ慣れたものを用意できるか。
- トイレ:断水時も安全に使えるか。
- 衛生:おむつ替えや手洗いをどうするか。
- 室温:真夏や真冬でも安全に過ごせるか。
- 安全:家具の転倒や割れたガラスから子どもを守れるか。
子どもの年齢や住まいによっても、必要な対策は変わります。
なお、自宅で避難生活を送る人への支援については、内閣府「在宅避難者・車中泊避難者の支援」で確認できます。
在宅避難に向けて、今からできる5つの準備
まずは、家族が自宅で生活するために必要なものを考えましょう。
- 水と、家族が食べられる食料を備える。
- 非常用トイレと衛生用品を用意する。
- 停電時の明かりや情報収集の手段を確保する。
- 暑さや寒さへの対策を考える。
- 子どもに必要なものを、成長に合わせて見直す。
準備ができたら、実際に使ってみることも大切です。
非常用トイレの使い方や、備蓄食品の食べやすさを確認しておきましょう。
わが家に合った避難方法を考えてみよう
在宅避難には、住み慣れた環境で過ごせるよさがあります。
でも、自宅にとどまることが、いつも安全とは限りません。
大切なのは、自宅で過ごす場合と、避難する場合の両方に備えること。
わが家でも、子どもと一緒に約20時間の在宅避難訓練をしました。
実際にやってみると、備えていたのに困ったことがいくつもありました。
たとえば、暑さへの対応。
ポータブル電源でエアコンを動かしても、電力には限りがあります。
子どもの安全を見ながら、防災の作業を進める大変さも感じました。
備蓄していることと、実際に使えることは別。
これが、わが家の訓練で感じた大きな学びです。
訓練の詳しい記録も、別の記事で紹介していきます。
まずは、自宅の安全を確認すること。
そして、あなたの家庭に必要な備えを考えてみませんか?
参考資料・関連リンク
この記事では、以下の公的資料を参考にしています。お住まいの地域の避難情報とあわせて、ご確認ください。
大きな災害が起きたら、避難所へ行く。

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